2010年12月30日木曜日

今年の漢字は暑

 2010年の世相を表す漢字に「暑」が選ばれた。
確かに東京では猛暑日が13日、真夏日は71日あったということだからね。
ということは、夏休みの間と、その前後2週間はずっと真夏日だったと
いうことになる。
 この暑さでは、農作物に被害がでることは避けられない。
日本農業の礎となっている稲作がことごとく、かつて無い程の不作に
なってしまった。一等米の比率は過去最低の62.4%とのことである。
 しかしながら、日本は大変な騒ぎにはならなかった。これが50年前
だったら国の一大事になりかねないところだ。それほど日本は、食料
事情に鈍感になってしまった。日本の食糧は今や自給するものでは無く
なってしまっている。
 日本古来の納豆や豆腐の原料となる大豆までもほとんど輸入品だとは。
 今、諸外国が日本を市場として食糧を売る事を惜しまないのは、
日本がまだ世界からみて活力がある(円の価値がある)とみられている
からにほかならない。
 リーマンショック以降、国内企業のドーナッツ化に拍車をかける状態
になっている。日本人はいつまで日本人でいられるのだろうか?
 若者はかつて無いほどの就職難に遭遇している。
日本の若者たちは、もう日本で生活の基盤を築くことが出来なくなって
きたということか?  そうなると、背に腹は変えられない人たちは
嫌がおうでも職を求めて海外流出することになろう。
 まさに、米作り農業から若者が離れ、農産業が回復出来る可能性は
皆無に等しい。風前の灯火状態と、非常に良く似ているではないか。
何らかの方法で今、それを阻止しなければ手遅れになってしまう。
 政府は政局争いを止めて、直ちにあらゆるシュミレーションを実行し、
最良の対策を打ち出すべきだ。TPPは、実は、崩れゆく日本の一角に
刺された棘にすぎないのではないか? これを放置しても化膿すること
なく自然に抜け落ちるだけの体力を持ちそなえなければならない。
 一刻も早く気付いて欲しい。一刻も早く日本人の知恵を集結する方向
に向けて欲しい。5年後、10年後の対応では手遅れだ。
ジャイアンやスネオに構わずに進めノビタ総理。いつまでもピーマン政策
じゃどうしようもないぜ。たのむぜ!!
 

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